皆さま、お持たせしました。ふんグラム選手権の開催です。
「えっ!!知らない」
「なんと!!」
まさかまだ知らない方がいたとは驚きです。
それでは、日本全国ふんグラム協会のメンバーである、わたくしクワガタじじいが、選手権のご説明をさせて頂きます。
選手権は極秘裏に進めなければいけない事情があり、かなり難しいものとなります。
その生い立ちと極秘事項、大会のルールなどを下記にて記載します。
ふんグラム選手権の生い立ち
カブトムシの幼虫飼育で、誰しもがぶち当たる壁があります。
幼虫飼育をしたことがある方であれば、ピンとくると思います。
「それにしても、フン多くねえ!」
「マットの中がフンだらけだよ!!」
そうです。あまりにもフンをするカブトムシの幼虫に驚きを隠せないのです。
私が初めて飼った時は、かなりビビりました。なんか黒いいものがあるけどマットの一部かなくらいに思っていました。
しかし、マット交換をするときになりようやく気付きます。
これ全部フンなのかと・・
カブトムシの幼虫が1ヵ月で、2リットルの飼育マットを食べると言います。
ただ実際に、本当にそんな食べるのかと疑問はあります。
ピーク時に食べる量が2リットルだとして、その前後はどうなるのか、冬の時期がかなり少なくなり、春にもたくさん食べるのか・・
そこで、実際に測ってみようではないかと言うのが発端となります。
ただ、どの時期にたくさん食べるのか、マットの種類や水分量によっても違いがでます。
日本全国ふんグラム協会の会議に参加し、いろんな議論が飛び出す中・・
「もう2リットル食べるって結果出てんでしょ~」
「やる必要ないよー」
「リットルってどのくらいなんだよ!?」
「・・・」
「そんだったら・・」
「フンの量で測ったら、分かりやすいっしょ!!」
「・・・」
「それだ~それそれ!!」
会議に参加した誰しもが、この意見に賛同します。
確かに2リットルと言われても、幼虫の大きさ、時期、マットの種類、水分量、温度変化など、さまざまな要因により変わってしまいます。
確かに、フン何個の方が分かりやすい?かもしれません。
さらに、どの幼虫がたくさん食べて、どのくらいの差があるのか、数頭を参加させて競わせることで、競争心が生まれ、たくさん食べるのではないかと選手権が始まりました。
大会のルール
では、大会を始めるにあたり、ルールを決めておく必要があります。
まずは、しっかりと目的を決めておきます。
- 全ての期間を測定するのではなく、1か月とする
- マットの量ではなく、フンの量により順位を決める
全ての期間を測定してみたいのですが、すでに幼虫も大きくなっているので断念します。
2令時期や3令時期などでも判断したいのですが、脱皮をするタイミングなどを監視する必要もあるので、これまた断念します。
今回は、あくまで現状の幼虫で、大体どのくらい食べるのかを競わせてみたいと思います。
では次に測り方についてですが、土はリットルで測るのが、一般的になります。
グラムで測ると水分量やマットの種類により、かなり違いがでてしまうからです。
さらに今回は、フンの量で測定をします。個数とグラム数で判定をして順位を決めたいと思います。
これも取り出す時期により水分量などにより、グラム数が違いが出てくると思います。
しかし、1か月後の大会終了時にすべてを取り出して計測をします。
極秘任務
実は、この選手権を開催するために、大きな問題があります。
もし、このふんグラム選手権を開催していることを見つかってしまうと大事件へと発展してしまうのです。
「なにフン転がして、遊んでんの?」
「頭おかしくなったのか!」
「そんなことしてないで家事手伝えや!コラ!」
「フン食わすぞ!コラ!!」
そうです。もし嫁に見つかってしまうと、おそらくこんなことになります。
考えただけでも、震えが止まりません。
すでに、開催準備中にもハプニングが続出しています。
「なにそのボックス?何に使うの?」
「・・ちょっ、ちょっとカブトムシ・・じゃなくて・・」
「ほう・・んで?」
「すぐに家事を手伝いまーーす!」
何とか家事を手伝うことで、うやむやに出来たので問題にはなりませんでしたが、危ないところでした・・
飼育スペースの拡大を続けている中で、これ以上目立った行動をすると何が飛び出すか分かりません。
出来るだけ、秘密裏にことを進める必要がありますので、皆さんもこの件についてはご内密にお願い致します。
大会の準備と道具の手配
では、まず大会に向けての準備をしていきます。
1匹ずつ別の容器に入れないと測定できませんので、容器を手配します。
手頃な大きさと大会費用を抑えるために入念な視察を行います。
審査に合格したのは下記のボックスになります。
ダイソー(100円ショップ)で見つけたボックスで、こちらに穴を開けて使います。
奥行22cm、横14.5cm、高さ15.5cmとなります。
そして、発酵マットとして、月夜野きのこ園の「きのこMat」を使用させていただきます。
ボックスに適当に加水したマットを8割くらい詰めていきます。
ボックスの穴は小さくしているので、会場内が乾燥する心配はないと思いますので、大会途中での水分補給はなしということにします。
次に、温度についても重要になってきますので、大会期間中の温度を測定しておきます。
9月~10月の開催となりましたので、会場内の気温は、おそらく25前後となる予想です。
こちらは、結果発表時にどのくらいの温度であったかを報告します。
ドラフト会議(出場者選び)
それでは、代表選手を選んでいきます。3冷となる幼虫しか居なかったので、この中から大きそうで食いしん坊なやつを選びます。
今回は会場スペースと大会費用の関係上、5頭のエントリーのなります。
名前は幼虫の顔から浮かんできたニックネームとしています。
エントリー番号とニックネーム | 体重 |
---|---|
No.1 こいずみくん | 26.8g |
No.2 あそうくん | 26.6g |
No.3 あべちゃん | 25.1g |
No.4 すがちゃん | 24.2g |
No.5 のだちゃん | 23.0g |
入場時にかなり動き回り元気がとてもよろしい状態でした。
この時期としては、かなり大きいので期待ができ、とても楽しみになります。
この状態でさらに食べる量が増えるのか、あまり食べなくなっているのか・・
段々と寒くなってくる時期にきていますので、その影響が出る可能性もあります。
結果予想
結果がでるのが、大会が開始されてから1か月後となりますので、ここで予想をしてみたいと思います。
食べたものが消化するまで、どのくらいかかるのかが分かりませんが、見た感じはかなりの量がお腹に入っています。
お腹に入っている量のフンをすると5~6個くらいにはなるでしょうか。
これをどのくらいの日数で消化するかです。
さすがに細かくなっているとは言え、朽ち木(エサとなるマット)ですので消化日数がかかると思います。
栄養分も吸収してフンとなる量は少なくなるとして、1日に1.5個で、月に45個くらいが予想される数となります。
まとめ
楽しみとなる結果は、まだ大会途中ですので、別記事とさせて頂きます。
場合により、この大会の開催が告発され、継続が難しくなってしまう事態も考えられますので、その時はご了承ください。
フンであふれかえってくるのか、少量しかないのか、いろんな想像がふくらみます。
結果については、ぜひお楽しみにお待ちください。
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