「んっ!!なんでたまごが!?」
「変な虫が侵入して、たまごを産んでしまったか・・」
いや~ビックリしました。
ほったらかしにしていた、カブトムシが成虫となった飼育ケースから、たまごとふ化した虫が出てきました。
屋内に置いていて、もちろんケースのフタを開けていたわけではありません。
ケースは、収納ボックスなので、上部に小さな穴を数十か所あけてあるだけです。
今回は、ビックリして頭が真っ白になった出来事について書こうと思います。
カブトムシの成虫ラッシュ
日付:6月20日頃
「ガサガサ、がさがさ」
「なんか誰かいる!!」
寝室で寝ている時に、子供が怖がって起こしてきたんです。
まーさすがに泥棒ではないよなと、確認しに行くと、カブトムシが成虫になって動き回っていたんです。
ここから、カブトムシの成虫ラッシュが続く時期に入りました。
ペットボトルに個別で入れている4頭と収納ボックス(2個)に11頭という感じです。
毎日ちょこちょこ確認しながら、マットの上に出てきたら、取り出して飼育ケースに入れてあげます。
マットの上に何も置いて無かったので、ひっくり返ってしまうと大変だと思って、しょっちゅう見ていました。
今思えば、何か敷いてあげれば良いのかと反省もあります。
ただ、成虫になって出てきてくれる嬉しさから、身体が勝手に見に行ってしまうんですね。
こんな感じで、いつも通り成虫になってくれた喜びを楽しんでいました。
事件当日
日付:7月5日頃
「大体成虫になって出てきたかな~」
「もしかしたらあと1匹くらいいるかな?」
っと念のためマットの中に成虫いないかを確認することにしました。
幼虫の数を大体で管理していたので、全部出てきてるか、分からなかったんですね。
さすがにもう居ない収納ボックスを確認し続けるのは意味がないとほじくり返してみました。
「んっ!!なんでたまごが!?」
「変な虫が侵入して、たまごを産んでしまったか・・」
「やだやだ、とりあえず成虫はまだいるかな~」
「うわっ!!変な虫のたまごが、ふ化してる!!」
「!?」
「いや、ちょっとまてよ、ずいぶん見慣れたやつだな・・」
「オマエはひょっとして・・」
はい、一瞬固まります。
なんで?どした?
どこから??
そうです。
やっと気づきました。
「もう産んだの・・」
数日前に取り出したメスが、成虫になった直後に産卵をしていたんです。
直ぐに取り出していたので、まさか交尾して産卵までしているとは夢にも思っていませんでした。
確かにボックス内には、オスが4匹、メスが2匹くらいの割合でいました。
本当にそうなのか!?
ちょっと自分の中では、整理が出来ず、とりあえず、その時は一旦そのままフタをしました。
話しが違う・・
聞いてた話しと違うし・・
マットから出てきて、1週間位でエサを食べだす。
そして、さらに1週間くらいで成熟すると聞いていました。
今までも、そんな感じで育ててきました。
「オマエ、やってくれたな」
「成虫直後で・・」
カブトムシの生命力の強さに感心するやら呆れるやら・・
さすがにエサも食べず交尾をするなんて思いもしませんでした。
それもまだ成熟していないんじゃなかったの?
いやいや、まーとにもかくにも、よく頑張って産んでくれたメスのカブトムシ。
正直、エサも食べないで産まれた幼虫なので、もしかしたら直ぐに死んでしまうかなと不安がありました。
ただ、数頭なんで、また後で産卵してもらって、来年に向けて備えれば良いかなと考えていました。
結局のところ
日付:7月18日
そういえば、全部で何頭くらい産まれているのかなと収納ボックスをあけてみることにしました。
実は、別で収納ボックスに産卵セットを組んでいましたので、合わせてどのくらいの幼虫が育っているかを確認したかったんです。
例年通り、幼虫を15頭くらいは育てたいと考えていましたので、数匹くらい大きくなってくれてれば良いなと、例の成虫直後に産卵した収納ボックスを開けてみます。
「5頭、10頭・・」
「おーかなりいっぱいいるな!!」
「20頭、30頭・・・」
「いやいやいや、多すぎ!多すぎ!!」
めっちゃ生まれてたんです。
正直、成虫直後の産卵だったので、無精卵やうまく大きくならないと思っていました。
ですので、5頭でも幼虫になってくれていれば良いかと考えていました。
結局のところ、32頭も産まれていました。
おそらく、たまごを産んだ数は50個はあったのかもしれません。
私の経験則から、6割くらいしか、卵から2令(100円玉くらいの大きさ)にならない感覚でいます。
正直、成虫直後の産卵でここまで、ちゃんと大きくなるとは驚きでいっぱいです。
現状(事件から2か月半経過)
日付:9月16日
約2か月半くらい経ったでしょうか。
ちゃんと成長しているのか。少し心配になりながら、状態を確認にしてみます。
めっちゃ成長している。
今の時期でこんなに大きいなんて。
遅く産卵させた年なんかは、産まれたての小さい幼虫くらいの時期です。
それが、思いもよらないハプニングで、早めの飼育となってしまいました。
夏の時期は暑くなるので、出来るだけ涼しくなり始めてから卵を産ませるのがベストかなと思っています。
今回、今までで一番早い飼育となりますので、これが大きなカブトムシにまで成長するのか。
それとも早めに成虫になるのか、少しいろんな楽しみが増える結果となりました。
出来事を時系列で整理
いつごろに何が起きたのかが、少し分かりにくいので、時系列の表にしてみます。
このような感じで確認をしていました。
たまごから幼虫になるのに、10~14日程度だとして、成虫がマットより出始めたころには、産んでいたことになります。
日付 | 出来事 |
---|---|
6月20日頃 | 成虫がマットより出始める |
6月25日頃 | メスを取り出し |
7月5日頃 | 幼虫発見 |
7月18日 | 幼虫数の確認 |
9月16日 | 幼虫の大きさ確認 |
まとめ
少しビックリする経験と良い学びがありました。
まさか、そんなことがあるなんて、思い込みを信じすぎるのは良くないなと考えさせられます。
少しいつもと違う飼育環境に戸惑いながらも、なんだかワクワク感があります。
ちゃんと成虫になるのか、大きさなんかは、どうなるのか?
いろんな疑問や期待があります。
無事に成虫になったら、また記事として載せたいと思います。
幼虫飼育についてまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください
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