皆さま、待ちに待ったふんグラム選手権が無事に終了致しました。
待ちきれずに、寝れなかった方が大多数だったのではないでしょうか?
えっ、知らない?
興味ない、ふん食わすぞ・・
まーいろんな意見がありますが、結果について発表していきたいと思います。
まずは、そもそもなんじゃそりゃ!?という方は、前回の記事をご覧下さい。
大会の生い立ちやルール、出場者などの紹介があります
皆さま、お持たせしました。ふんグラム選手権の開催です。 「えっ!!知らない」「なんと!!」 まさかまだ知らない方がいたとは驚きです。 それでは、日本全国ふんグラム協会のメンバーである、わたくしクワガタ係長が、選手権のご説 …
大会の説明と見どころ
では簡単ではありますが、大会の説明と見どころを解説しておきます。
カブトムシの幼虫が1か月にどのくらいのフンをするのかを計測する大会となっています。
幼虫飼育をしたことがある人は、かなりの量のフンを交換した経験があると思います。
場合によっては、飼育ケースの中身がほとんど、フンと化していることもあったと思います。
カブトムシの幼虫が、いったいどのくらいの量をしてるんだというのを、数頭で競わして、優勝者を決めてみようという訳です。
この熱い闘いで、どのくらいのフンを量産できるのか、2リットルを食べると言われている量まで本当に食べるのか・・
もちろん、これにより、うちのカブトムシちゃんは、全国大会に行くことができるのかとか、その先もプロでやっていくことが出来るのかとか・・
いろんな目安となると記録を計れると思われます。
極秘による開催
今回は、なんとか1か月間の開催を無事に終了することができました。
これは、私の環境だけかもしれませんが、カブトムシやクワガタなどの飼育に関しては、さまざまなハードルがあります。
家族への理解、ふんグラムの理解?、をしてもらい温かく見守ってくれる環境が必要となります。
しかし、熱いふんグラムについては、理解を得ることが難しいのが現状で、極秘に大会が行われました。
どうも、密告が入ったのか、行動が目立ちすぎたのか、大会会場に破壊行為がありました。
立派な壁に包まれた大会会場の上部がつぶされ、ぺったんこになり、酸素供給口となる天井部分から空気が入らなくなっていたのです。
急いで段ボールを修復し、選手を視察しましたが、別段平気そうで競技にチャレンジしていました。
もちろん、このようなハプニングがおき、文句を言いたいのですが、そのようなことは決して出来ません。
そうです。おそらくは、神(よめ)による所業であることは明白なのですが、決して言うことが出来ないのです・・
結果発表
では、ふんグラム選手権の順位を発表致します。
エントリー番号& ニックネーム | 前回 体重 | 今回 体重 | ふん量 |
---|---|---|---|
No.1 こいずみくん | 26.8g | 30.6g | 210g |
No.2 あそうくん | 26.6g | 29.7g | 165g |
No.3 あべちゃん | 25.1g | 31.4g | 206g |
No.4 すがちゃん | 24.2g | 25.0g | 177g |
No.5 のだちゃん | 23.0g | 30.2g | 214g |
なんと「のだ」選手が僅差のふん量により、優勝となりました。
2位に着けたのが、「こいずみ」選手で、元の体重があっただけにかなりのところまで、詰めていました。
3位は、「あべ」選手となり、これまた大きく差が開くことなくきわどいところまできていました。
大会開始直後の体重は最低の23gでしたが、伸びしろがかなりあったということでしょうか。
「あそう」選手は、記録が全然伸びず、何か故障が発生してしまったのかもしれません。
ちなみに、大会後に男女の確認を行い、「すがちゃん」だけが女性であるとの報告がありました。
確かに、体重があまり増加していない結果を見ても女性である可能性が高いですが、体重がかなりあり本当に女性であるかはさだかではありません。
フン量からの分析
ふんの個数がどのくらいだったのかを報告したいと思います。
本来であれば、個数についても種目別で順位を出したいところでしたが、割れていたり、小さかったりなどがあり、面倒・・いや、正確に測るのが、難しいので概算での個数算出にしました。
大体ですが、4個で1グラム程度となっていましたので、これをもとに算出してみます。
エントリー番号& ニックネーム | ふん量 | 個数 |
---|---|---|
No.1 こいずみくん | 210g | 840個 |
No.2 あそうくん | 165g | 660個 |
No.3 あべちゃん | 206g | 824個 |
No.4 すがちゃん | 177g | 708個 |
No.5 のだちゃん | 214g | 856個 |
優勝者の「のだ」選手が、1か月で856個のフン、1日あたり約29個という結果となりました。
想像していたより、かなり多い結果でした(^^;
自身の体重が、25グラムだとして、1日に7グラムくらいのフン。
ということは、体重の1/4くらいのフンを1日でしていることになります。
人間なら、60kgの人が、15kgするというところでしょうか・・
次に何リットル食べたのかを計測してみます。ただ、正確にではなく、概算での計量となっています。
水の量や固め方によって、リットル数が変わってしまうので、下記の計算で求めてみました。
- 大会開始終了時のマット量から、食べたグラム数を算出
- 食べたグラム数から、割合を求める
- ケース容量からリットルを求めて、割合で計算
エントリー番号& ニックネーム | 開始時 | 終了時 | リットル |
---|---|---|---|
No.1 こいずみくん | 1,450g | 1,063g | 0.94L |
No.2 あそうくん | 1,450g | 1,110g | 0.82L |
No.3 あべちゃん | 1,450g | 1,070g | 0.92L |
No.4 すがちゃん | 1,450g | 1,089g | 0.87L |
No.5 のだちゃん | 1,450g | 1,051g | 0.97L |
うーん、2リットルを食べるというところまでは、いかなかったようです。
ちゃんとした計測やマットの種類、幼虫の大きさなどがマッチすれば、行きそうなのか?という感じです。
大会中の温度計測
開催中の温度を測定しておきましたので、グラフで載せておきます。
気温が低くなれば、競技にも影響が出て記録が伸びない結果となりますので、その傾向があるのかどうかを計測をしていました。
中盤以降に寒い日があり、一旦持ち直しますが、終了間際にさらに寒くなりました。
少し気温が安定した前半程度の温度で大会が終了してくれればと考えていましたが、思うようにはいかなかったようです。
ただ実際に、温度が25度くらいが良いのか、20度くらいでも関係ないのかは不明ではあります。
おそらくですが、25度以上が続くくらいが、ある程度の記録は出そうな気がします。
ちなみに、最終日付近に温度が急上昇している日がありますが、これは審判団が寒いのでエアコンを使用したことにより会場内に影響が出たようです。
開催の振り返り
今回の大会で、いろいろな収穫がありました。
「のだ」選手の伸びしろが特に目立ちましたし、ある程度の大きさになってしまうと勢いがなくなってしまう気がします。
選手たちの成長スピードを考え、もう少し早い時期での開催がベストだったと思います。
やはり、3令になる前か直後くらいで、気温ももう少し高めの時期であれば、伸びしろが十分にあり、もっと記録を伸ばせたのではないかと反省があります。
次回の開催があれば、もう少し、大会準備と選手たちのコンディションを整え望みたいです。
さらに、今回は個人戦のみでしたが、団体戦などもあった方が面白味が増すように感じました。
当然、大会会場のスペースの拡大にもなり、選手の意欲が増す事が考えられます。
選手達の連携プレーにより、大食いが加速しふん率増加へと繋がります。
来年への大会が楽しみになり、また開催するとか、しないとか、面倒くさいとか!?、いろんな妄想がふくらみます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カブトムシ幼虫飼育界で、誰しもが疑問に思っていた、「フン多くね!!」について少し解決出来たのではないでしょうか?
「うんうん、これで全て解決した!」
「まったく役に立たんぞコラ!」
ま~いろんな意見があると思いますが、皆様もぜひ全国日本フングラム協会にご参加お待ちしております。